「なでしこの種」の蒔きドコロ

体験会シーズンということで、今日は女子選手がサッカーを始めるきっかけについて書いてみたいと思います。

女の子がサッカーを始めるきっかけ

なでしこの選手たちも、ワールドカップに出場するような各国の代表選手たちも、サッカーを始めた瞬間があったはず。上達する速度は人それぞれでも、サッカーに初めて接した時のスタートラインは誰でも一緒です。

では、そのスタートラインに立つきっかけはどういったものがあるのでしょうか。
シーガルスの選手たちで分類すると、大きく4つのタイプに分かれています。

(1)自分からサッカーがやりたい!と始めた「アクティブ型」
(2)いろいろな習い事候補の一つで試してみた「お試し型」
(3)親や友だちなどに誘われて何となく…な「とりあえず型」
(4)気がついたらチームに入っていた「フェードイン型」

それぞれの割合は、大体こんな感じです。

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こうして分類すると、実はとりあえず始めるというケースが一番多いんですね。

そうすると、
そんなあやふやな気持ちで始めて、長続きするの?

とか、
真面目に練習に取り組んでいるの?
とか、心配になるかもしれません。

違いを認めるから、続けられる

でも、シーガルスでは多くの選手が卒業までサッカーを続けています。スタートがどんな型かに関わらず、選手は皆それぞれひたむきにサッカーに取り組んでいます。

長続きする理由は何でしょうか?

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私たちは「皆それぞれ」の部分に鍵があると考えています。

シーガルスは女子チームです。女子チームは学年ごとに分かれる男子チームと異なり、全学年が一つのチームを構成します。明海以外の地区のメンバーも多数います。学年も、地域も、レベルもバラバラです。

だから、年代に関わらず、周りの目を気にせず、自分のペースで続けることができます。初心者でも、伸び悩む子でも。

その分、個々のレベルやタイプに応じて適切に課題を設定することが必要です。男子とは違うきめ細かな対応が求められますが、課題と評価が腑に落ちさえすれば、選手たちはむしろ自発的に練習に取り組むようになり、目覚しい成長を遂げてくれます。

この点は、女子チームならではのメリットではないでしょうか。

なでしこビジョンの実現に向けて

さて、日本サッカー協会の資料によると、2015年度の女子選手数は、男子チームでプレーする選手も含め全国で49,210人。これは全体の競技人口のわずか5%です。

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出典:日本サッカー協会 なでしこVisionマスタープラン

日本サッカー協会が策定した女子サッカーの目指すべき姿「なでしこビジョン」では、2030年までに競技人口を20万人に増やすことを目標に掲げています。

この数字は、進学に伴う離脱、いわゆるU13の壁やU15の壁を取り除くだけではとうてい到達できません。小学生年代から、例えば私たちのような地域のクラブチームがどれだけ裾野を拡げられるかも重要なポイントとなります。

普通の女の子たちが、当たり前にサッカーをプレーできる場所がある。

それだけでやみつきになる面白さが、サッカーという競技には詰まっています。幸い、浦安市には女の子たちが安心してサッカーを楽しむことができる環境が高い水準で整っています。シーガルス以外にも女子チームや女子がプレーできるチームはたくさんあります。

ですので、この魅力を少しでも多くの子供たちに味わってほしい。
そう強く願います。

皆さん、ぜひ一度体験会に足を運んでみてください。

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