女子トーナメントU-12 決勝戦
朝から快晴となった日曜日、浦安市内女子トーナメント高学年の部の決勝戦が開催されました。連覇を目指して、マリーナガールズとの決戦です。
決戦の日曜日
会場は日の出南小学校。試合直前まで市内女子合同練習が開催されていたため、他チームの選手も残っていましたが、その中を決勝戦に向けた準備が着々と進んでいきました。
やがて続々と応援の保護者・OGも詰めかけ、否応なく決戦の機運が高まってきます。ホームグラウンドのマリーナ関係者の姿の方が少し多いでしょうか。
さあいよいよ試合開始。
シーガルスは1−3−3。トップと中央に6年生を配置した、最も自信のあるフォーメーションで臨みます。この大会はほぼこの形で勝ち進んできました。
試合は、開始直後から狙い通りシーガルスが攻め込みます。縦パスから、中央突破から、サイドから、立て続けにゴール前に迫りました。
しかしいずれも相手DFとGKの厚い壁に跳ね返されてゴールが奪えません。逆にマリーナはクリアボールからカウンターを狙い、時々ヒヤリとする場面が生まれます。が、この日はDF陣がよく集中できており、きちんとカバーしてシュートまでは打たせません。
結局互いに決め手を欠いたまま、前半は0−0で終了しました。
波乱の後半
後半もメンバー交代はなし。形は悪くないだけに、得点チャンスを数多く作れているだけに、このまま続けることでいつかゴールが割れるはず、と。
ところが後半は少しずつ運動量が落ちてきたか、中央からのパスもドリブルも相手の守備網にことごとく引っかかるようになってきました。
そこでとサイドの突破を仕掛けますが、相手も人数をかけて守っていて、なかなかフィニッシュまで持ち込める穴は見つかりません。
全体に漂う疲労と焦燥感。
一方、マリーナは前半から頻繁に選手を入れ替えており、体力は十分。そのため中盤で抜かれる場面が少しずつ出てくるようになりました。
そんな中、後半残り5分を切ったところでこの日一番のピンチを招きます。カウンターからの波状攻撃を受け、最後はミドルレンジからループ気味のシュート。これをGKが後ろ向きで必死で追いかけますが、そのままポストに激突してしまい、流血退場となってしまいました。
運命のPK戦
試合はそのまま0−0でドロー。優勝の行方はPK戦へ。
練習は何度もしていますが、これほどの勝負のかかったPK戦は、経験豊富な6年生でもおそらく初めてのはず。さすがに緊張している様子です。
ベンチも、観客席も、静まり返った中でPK戦がはじまりました。
マリーナ × × ○
シーガルス ○ × ○
結果は、シーガルスが2−1で優勝。
しかし試合自体はどちらが勝ってもおかしくない、素晴らしい決勝戦でした。
これでシーガルスは昨年に続き、女子トーナメントU-12、U-9の両カテゴリを制することができました。応援いただいた保護者の皆さん、ご支援いただいた関係者の皆さん、ありがとうございました。また、対戦いただいた各チームの皆さん、運営・審判に対応いただいた各コーチの皆さん、心から感謝いたします。
なお退場したGKの選手は、幸い大事には至らなかったようです。
よかった…。
それにしても、オシム元監督がPK戦を見ない心理がよく分かりました。