千葉県ガールズサッカー選手権

11/1、11/3の2日にわたり、高学年チームが千葉県U-12ガールズサッカー選手権に参加してきました。千葉県サッカー協会が開催する大会で、関東大会への出場権をかけた大会であり、おそらく今年度最後となるであろう県の公式戦です。

大会結果

◆11/1 @富津みなと公園
1回戦 vs 柏レディース 2-1 ○
2回戦 vs アミーズFC 1-1 (PK2-0) ○

◆11/3 @富津みなと公園
準決勝 vs 千葉ボニータ 1-9 ×
※3位交流戦 vs 千葉中央 1-3 ×

今大会は3位決定戦は行われないため、公式順位は3位となります。

というわけで、立派な賞状、盾、メダルをいただくことができました。

また、関東大会への出場権は上位2チームのみのため、惜しくも出場権獲得はなりませんでした。例年通りであれば、本大会の上位4チームが関東大会への出場権を獲得できるはずでしたが、今年はコロナ禍の影響で関東大会参加チーム数が削減されており、あと一歩届かず…というところでした。

ともあれ、シーガルスとしては初となる3位表彰はうれしい結果です。

おめでとう!

勝敗の後に

振り返ると、実に濃密な2日間でした。

初戦の柏戦。勝ち越しゴールが生まれた時点では、試合終了までおよそ5分。選手たちには、そこからの残り時間がとても長く感じられたそうです。試合後、特にディフェンスの選手たちは、口々に「緊張した〜」とこぼしていました。確かに、一発勝負のトーナメントで僅か1点差の状況ですから、観ている私たちも相当に緊張しました。フィールドではもっと緊張したでしょう。

一方で、大敗した準決勝ボニータ戦の後。チームは最後まで諦めずに1点を狙いにいきましたが、点差を縮めることはできないまま終了した試合後に、ふと気づくと、キャプテンが一人で静かに涙を流していました。

そして決勝戦。勝ち上がったのは、千葉ボニータさんと松戸FCレジーナさん。個で打開できる技術と知性を備えた選手が揃ったボニータに対し、組織としてコンパクトに守りを固めつつサイドのスペースを徹底的に狙う松戸という形でした。40分+10分の延長戦では決着がつかず、PK戦となりましたが、松戸さんが50分間最後まで見せ続けた高い集中力は圧巻で、私たちは、ただ息をのみ魅入られていました。

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ところで、成長という言葉を私たちはよく口にしますが、実際に人が変わるということは、とても大きなエネルギーが必要です。特に、過剰な情報に囲まれたこの時代では、お手軽な共感やささやかな感動は簡単に手に入っても、本当の意味で自分を変えるほどのエネルギーに触れることは難しくなっている気がします。

しかし、この緊張感の中でプレイできたこと。
最高の舞台へもう一歩届かなかったこと。
目の前で繰り広げられた最高のゲーム。

その一つ一つに、選手たちの心は強く揺さぶられていました。

欲を言えば、君たちのプレイをもっと見たかった。このチームを、もっとたくさんの舞台に立たせてあげたかった。

それでも、この体験は、間違いなくこれからの君たちを変えていくはずです。

あらためて、おめでとう。

最後になりましたが、このような状況の下、様々な制約がある中で大会を開催・運営していただいた関係者の皆様には心から感謝いたします。ありがとうございました。

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