浦すぽカップ@日の出南小
市内大会である浦すぽカップに参加してきました。
男子2年生の大会ということで、女子チームであるシーガルスは1〜4年生の11名での参加です。
予選リーグでは初戦こそ「あの」JSCさんに競り勝ったものの、その後は1勝2分1敗と足踏みしてしまい、何とかリーグ3位で決勝トーナメントの最後の枠に滑り込むことができました。
決勝トーナメントは、初戦のホッパーズBさんに0-1から1-1に追いついたものの、PK戦で1-2で敗退し、5-6位決定戦へ回ることになりました。
さて。
正直なところ、この日ここまでの戦いぶりは決して褒められたものではありませんでした。
皆どことなくフワフワした感じが漂っていて、アップも集中していない。
試合中もサポートや連携の意識が薄く、雑にボールを蹴ってしまう。
目の前の1試合に集中するのではなく、順位表の数字に一喜一憂する。
むしろよく決勝トーナメントまで来られたなと思える状況でした。
そして最後の5-6決定戦は、予選リーグ最終戦で0-2と完敗したFC浦安ブルーウィングさんと対戦することになりました。残念な1日で終わるのか、ダメダメな状況から這い上がってくることができるのか。その意味では順位が決まることよりも大事な最終戦を前に、コーチからは、
力を出し切ってこよう。
悔いを残さないようにしよう。
それだけを伝えてピッチに送り出しました。
その結果。
半ば祈るような気持ちで見守る大人たちの前で、選手たちは見事に立ち直ってくれました。
これまで見られなかった積極的なディフェンスから、全員が連携して動いてゴールに向かい、何度も決定機を生み出しました。最後はこぼれ球を詰めていた選手が押し込み、1-0で雪辱を果たすことができました。
トーナメントで勝ち上がる可能性がなくなったことで、雑念が消えたのかもしれません。PK戦の緊張と敗退を経たことで、浮ついた気持ちが吹き飛んだのかもしれません。いずれにせよ、最後にこの日のベストゲームができたことで、選手たちもいい笑顔で帰ってきました。
勝ちに値する準備ができているか。
目の前の一戦に全力を尽くせるか。
この日の経験は、勝敗や順位よりも本当に大切なことは何か、選手たちが自ら考えるいいきっかけになったのではないでしょうか。
各チームの皆さま、ありがとうございました。