冬を乗り切る防寒具
ここのところめっきり冷え込んできました。いよいよ冬が近づいています。これからの季節、サッカー選手は寒さとの戦いが始まります。
今日はこれからの季節に欠かせない防寒具についてまとめてみました。
プレー中に着用できる防寒具
試合中に身につけられる防寒具はそう多くはありません。主に次の3つが代表的です。
- アンダーシャツ(長袖)
- スパッツ・タイツ等
- 手袋
このうち、アンダーシャツ・スパッツ・タイツは次の点に注意してください。
(1) 汗の吸収性と速乾性の高いものを
最近の素材は保温効果が高いものが増えています。しかし、サッカーは冬場でもかなり汗をかきます。この汗が肌やウェアに残っていると、体温が奪われて身体が冷えてしまいます。普段着用ではなく、スポーツ用に速乾性の高い素材を選ぶことをおすすめします。
(2) 試合時はユニフォームと同色のものを
競技規則上、アンダーシャツの袖はユニフォームのシャツの袖の主たる色と同色でなければならないという規則があります。また、アンダーショーツおよびタイツは、ショーツの主たる色または裾の部分と同じ色でなければなりません。場合によっては出場が認められない可能性もありますので、ご注意ください。
なお、手袋については色に関する決まりはありません。
ネックウォーマーについて
ネックウォーマーについては、2009年に日本サッカー協会が1級および女子1級審判員にあてて以下の通達を出しています。
「ネックウォーマーは首の周辺にルーズに着用するため、手や、またGKについてはセービングの際に他の競技者の足に引っ掛ったりして、首を絞める可能性があり、危険であるので、着用を認めるべきではないと判断します。」
したがって、試合での着用は認められていないと考えられます。
ベンチコート・ピステ
冬のグラウンドは、吹きっさらしの上に雨や雪が吹き付けることもあります。そんな時には、何といってもベンチコートがあると安心です。というか必須。
我が家では娘たちがサッカーを始めた最初の冬、普通のダウンジャケットで乗り切ろうとしましたが、丈が短かったためか足腰が冷えると娘たちからクレームがあり、結局途中でベンチコートを購入しました。
ということでベンチコート選びのポイントは4つです。
- ひざ下までしっかり覆えるもの
- 手袋をしていても脱ぎ着がしやすい
- 撥水効果あり
- 袖や丈が長過ぎない(移動時に危険)
ベンチコートを着ない場合は、防水防風効果のあるズボンがあるといいでしょう。
それから、寒さが厳しくてどうしてももう1枚ほしいときや、反対に暖かくてベンチコートまでは必要ない、というときのためにピステがあると便利です。
観戦される皆さんも暖かくして、冬のサッカーを楽しんでください。